毎朝夫を駅まで車で送っていった帰り、そのサンドウィッチ屋さんのシャッターが開くのが見える。だいた朝の6時半ころの事です。まだ薄暗い中、ガラスのショウケースにずらーっと並んだかわいいサンドウィッチと、その店の明かりを見ると妙に幸せな気持ちになるのです。でも私はまだそのお店で買った事がなくて、いつかあのお店のサンドウィッチが食べたいなーと思っていました。
歩いて行くには遠くて、駐車場もないので、いつも車から見つめるだけ、、、、。というのをけっこう前から夫につぶやいていた。非常にささやかな会話です。そのサンドウィッチ屋の話を夫に刷り込んでいたら、夫もいつのまにか洗脳されて食べたくなっていたようで、ある日の土曜日「今日は、あのサンドウィッチを買いに行くから。」と言って、連れて行ってくれた。まあ色んな用事のついでだけどね。
そして小さな夢が叶った瞬間。5つも買ったぞ。私はずっとこの真ん中にある、ホイップとイチゴのサンドが食べたかったのよ。いざ食べてみると、イチゴに砂糖がまぶしてあるのか、じゃりじゃりと甘い味がした。うん、美味しい美味しい。ミソカツサンドもうまいぞー!コンビニのサンドウィッチの原材料の裏には、ものすごい量の添加物の文字が並んでいるけど、このサンドウィッチの裏には「食パン、マヨネーズ、きゅうり、キャベツ、カツ」とかしか書いてなくて嬉しくなる。
私の大好きなテレビ番組「アド街ック天国」で、もしも一宮駅周辺が特集されるならば、この店が紹介されますように。と私はこの店の前を通ると思うのだった。
最近、夫が「ジョジョの奇妙な冒険」の他に「島耕作シリーズ」の漫画も借りて来てくれる。私は島耕作が課長時代しか知らなかったが、今は社長にまでなっているのだった。すげー!島さん。
ジョジョは、実は最近は疲れるので読めなくなっていた。眼精疲労も伴ううえに、もう話が複雑すぎて私はさじをなげたのだった。そんな所に、島耕作だ。こちらは、非常に非常に、社会の勉強になって現実的な話なので読んでいておもしろい。ジョジョが完全にファンタジックな内容なので、とても対照的だ。中国でのデモとか、インサイダー取引とか、ファンドの話が出て来て、会社勤めをしたことがない私にとっては世間の勉強になって良い。
そして、社長島耕作はモテ過ぎて、ちょこちょこお色気シーン等も出て来て楽しいのである。昔、父のビックコミックなどを読みながら一生懸命お色気シーンを探していた時をふと思い出した。