この日はまだ2012年の12月30日なので正確には「餅つき2012」です。ものすごい大変な日だけど、大好きな日です。今回は、初めて従兄弟のやっちゃんが餅つきに参加しました。(写真の男の子です)
やっちゃんは、私より5つ年下の25歳の青年です。私は小さい頃本当によく一緒に遊びました。やっちゃんにおままごとや相撲を教えたのはこの私です。カーテンに巻きついて幽霊の真似をして、よくやっちゃんを泣かせたものでした。しかし、驚くべき事に久しぶりに会ったやっちゃんはそのことを全て忘却していたのでした。夫曰く、男の人は小さい頃のことをイチイチ覚えていないらしいのですね。「毎日色々考えなくちゃいけないことがありすぎて、そんなこと覚えてられないよ。」とのことです。私だって毎日色々考えてないわけじゃないのに、なぜかデパートで迷子になったときの不安な気持ちまでしっかりと覚えているのでした。
やっちゃんは、私に敬語で「あ、結婚おめでとうございます。」と言って、お酒を呑み、タバコを吸い、身長が180センチになっていました。月日の流れを感じざるを得ませんでした。私の後についてビービー泣いていたくせにです。まあ、とにかくそんなやっちゃんが、この日は餅つきに参加したのでした。
去年、女性でありながらなぜか力仕事を担当していた屈強な姉が、今年はスペイン留学中で居ないので、自然やっちゃんが全ての力仕事をやってくれました。そして、こちらも餅つき初参加の私の夫はというと、人見知りが激しい性格なので慣れない人々がたくさん居る中、コタツでじっとしていました。夫に「おもち、丸めてみる?」と私が誘って、少し参加したものの、1分程こねくりまわした後に、上手くできなくって早々にあきらめたようでした。私も人見知りが激しい質なので、夫の気持ちも分かり、なんだか可哀相になってしまいました。ごめんよ、慣れない事させて。
私が時々思い出してはよだれを垂らしている、つきたてお餅のお昼ご飯。今日は思い出じゃなくて本物が食べられます。これがあるから、餅つきは大変でも頑張れるのです。だいたいいつも食べ過ぎて、後々後悔するのですけど、食べてる時は夢中。
それでもって、お腹がいっぱいになったあとの、片付けが本当に大変。餅って全然取れないんですもの。でも来年のために、絶対に餅の残りかすを少しでも機械や布に残してはいけないのです。
この日はみんな疲れ果てて、だいたいこの後昼寝をします。夫は一人でスーパー銭湯に行ったようでした。