ギリギリでも予約ができた鳥羽のマンモスホテル、「鳥羽シーサイドホテル」。私は泊まるのは2回目。一歩館内に足を踏み入れると、家族連れでものすごい賑わっていた。少子化とかウソじゃないの?と思うくらい子どもがわんさかいた。こんなマンモスホテルだが、ほとんど満室だという。
でも満室、というのがすごく納得がいくような、たくさんの工夫がこのホテルにはある!と思う。オシャレなシティーガールや大人のカップルが好むような「わびさび」やらオーガニック感とかはないけど、大きな温泉が3つもあったり、滑り台のついたプールがあったり、でっかいおみやげやさんがあったり、ビンゴゲームとかがあったり、カラオケやミニゲーセンがあったりと、家族連れや団体さんがゆったりくつろいで楽しめるようなホテルだ。私の中では「鳥羽のラスベガス」という感じであります。言い過ぎたかな。
そんな鳥羽のラスベガスからは、全室オーシャンビューが臨めるのだった。のどか。のどかすぎてよだれが出てしまいそう。でも景色を見ながら、「あの港町は津波の時に大丈夫だろうか?」などと、東日本大震災以来の景色の見方も変わってしまった。
休日はだいたい脱力して野球を観ている夫は、最初は景色に興奮したものの、あっという間に寝てしまった。仕事で疲れているのを知っているので、叩き起こさないよう私は母と温泉へ繰り出した。隣の部屋ではおばあちゃんも、ひからびて布団に横たわっていた。あ、いつもはこの時間ちょうどおばあちゃんはお昼寝している時間だったね。
夕ご飯はマンモスバイキングでした。夕ご飯のあとは、ババ、ママ、シホの三世代連れ立ってまた温泉へ。順番にしぼんでいく体をあれこれ観察しながら、血筋の濃厚な温泉でした。温泉を出てからもあれやこれやおしゃべり。楽しかったなあ。夫がこの日一番目を輝かせていたのが、ミニミニゲームセンターでのシューティングゲームでした。男の子だねえ。
次の日は鳥羽の有名な二見岩、通称夫婦岩へ行きました。これまたのどか!!!昔はここが一大修学旅行地だったそうな。ええ時代やの〜。
これがその夫婦岩ね。ちょっと妻の岩が小さすぎやしないかと私は思う。近頃の妻はもっとでっかいぞ!!態度も存在も!!夫婦によってはでっかい岩が妻だったりしてね。ハハハ。昔は夫婦でこの岩の前で写真を撮るといつまでも仲良く過ごせるというあれがあったそうな。そういやあるね、おばあちゃんちのアルバムに。おじいちゃんとおばあちゃんの夫婦岩でのツーショット。
おばあちゃんとしては私と夫に、ここで写真を撮ってほしかったそうだけど、、、。なんか写真業者を通さないとなかなかメインの場所でとれなさそうだったから、なんかやめた。ケータイでぱしゃり。夫も暑さで白目をむいていたので、足早に夫婦岩を過ぎ去る。いつか「ああ、あのとき夫婦岩で写真さえ撮っていたなら」なんて思う事がありませんように。
この日のお昼は、うちの親が大推薦する鶏料理専門店、松坂にある「野崎」へ行きました。松坂と言えば松坂牛やないのか?という人がいますが、なんと、松坂の地元人曰く「松坂の人は誰も牛なんか食べやんよ。松坂は鶏料理の方が実は美味しいんやに。」と衝撃の事実が。知らなんだ〜。
でもここの鶏料理を食べると、それが本当だと分かります。だって鶏のお刺身がとっても美味しいのですから。写真は鳥刺しと唐揚げ。全然しつこくなくて、むしゃむしゃ食べてしまう。皆さんも、松坂へ来たら是非鶏も食べてみてね。
お昼を食べたら、津の実家に帰って、足早にまた愛知へと私と夫は帰りました。車に米や冬服なんかをたくさんのせて。
楽しかったな〜〜〜〜。ホームシックになってしまいそう。秋には栗を拾いに行くからね!待ってて!