今、我が家で一番可愛がっているものがこれです。今流行の多肉植物。これは前に勤務していた学校の保健の先生からいただいたものです。朝な夕なになでていたら、最近妙に葉がぽろっと落ちるようになったので、自らにおさわり禁止令を出したくらいです。その保健の先生からこれまで2回植物をもらったことがありますが、いつもすごく可愛くておまけに何だか知らないけど異常に長持ちする植物をくれます。
1月にいただいた鉢植えが「ん?まだイケる?」と思ってずっと飾っていたら、よくみたら全部ドライフラワーになっていました。
ドライフラワーといえば、少し前に私の姉のことで衝撃を受けたことがありました。姉は、造花の水を換えていたのです。あれには驚きました。その前は、何にも植えていない鉢に水をやっていました。そんな植物に無関心な彼女は、農家になりたいと言っています。これも今流行ですね。姉はああ見えて流行には敏感なのです。KinKi Kidsのこともいち早くブロマイドを手に入れていたくらいです。
どうでもいい話が続きますが、私は青シソが大好きなのです。お刺身についている青シソは農薬がすごいらしいのですが、どうしても食べたくていつも食べてしまいます。私にとっては脱法ハーブのようなものです。
去年の夏はおばあちゃんの畑に、それはそれは無法地帯のようにシソがはびこってくれていたのですが、今年は私は愛知に引っ越してしまって、ちょっとそこまでシソの葉を摘んでこようというシソ道楽の日々が終わりを告げてしまいました。なので、シソの葉がおばあちゃんちから発芽したら、私におくれと前から母にしつこく頼んでいました。
そしてついに母から荷物が届きました。土がちょろっとついたちんちくりんのシソの葉っぱが。もう息も絶え絶えのシソ達は「早く土に戻せー」と喘いでおるかのようでした。私は急いで自転車にまたがり、夜のアピタに土を買いに行きました。それプラス公園の砂利をひとつかみ拝借してブレンドした土にシソを植えたのです。
「大きくなあれ〜」と唱えて。
次の朝、シソは死んでいました。小学校の頃縁日で買ったヒヨコが、次の日の朝死んでしまったことを思い出しました。縁日のヒヨコも前の晩にかいがいしく世話をして、これからのヒヨコとの素晴らしい日々を思い描いて眠りについたのでした。
母はあの時と同じように、生き物を育てる事の難しさをまた私に教えようとしたのでしょうか、、、。もう私も結構大人になったから、命は大事にしてるつもりよ。今度はもっと大きなシソの葉をちょうだい。