蛾が苦手な人は申し訳ないことです。
少し前に私はトマト畑で巨大な青虫を捕獲し、新鮮な葉っぱを入れたり、なでたりして3日間かわいがっていたのですが、どう見ても弱っていく一方だったので3日目に突如庭のわさわさしている緑の中に放しました。放してからも、その緑の中でむしゃむしゃ葉っぱを食べている彼を見ていたので安心していたのですが、しばらくして姿が見えなくなっていました。
その後、あいつは大きくなったらどんな蝶になる予定だったのか気になって図鑑で調べたところ、どうやら蝶ではなくて蛾になるスケジュールだったようです。
本日、うだる暑さの中、我が家の庭にあるベンチに一匹のスズメガがとまっていました。ナウシカのメーベのような美しさ。彼を放った緑のすぐ側のベンチです。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。虫好きなレベルが中途半端な私は、虫の知識も中途半端なので詳しい事は分からないけれど、あの子だったら嬉しいなあと思います。
それにしてもなんてシャープで美しい形でしょうか。蛾特有のややこしすぎて酔うような模様ではなくて、北欧のモダンな家具のようなその姿。顔面はかなり宇宙人でした、意思がまったく読み取れない。どんだけ接写しようとも逃げなかったので激写しときました。母ではないが私は君の成長が嬉しい。元気でね。