両親が結婚30周年を迎えましたので、大阪のリッツカールトンに夕ご飯を食べに行きました。姉と折半しましたが、私にはイグアスの滝からバンジージャンプの気分でした。
色々楽しいお皿がきたのですが、敢えてここはバターのお皿をピックアップしてみました。右のバターが北海道産無塩バターで、左がフランス産海藻入り有塩バターだそうです。その上の試験管みたいなのが、ペッパー入り岩塩と海藻入り岩塩だそうです。こういうおもしろい演出が、大好きです。毎日だとめんどくさいけど。
お皿が来るたびに、小堺かずきにソックリのウェイターさんがきちんと説明してくれます。それを聞くのが大変おもしろいです。「こちらのスープは、グリーンピースのポタージュに炒めたタマネギ入りムースを合わせた物で、そちらのスティック状のものは、イベリコ豚のキッシュでございます。」とか、「こちらの透明のグラスにはいったものはルバーブのジュレとバジリコのソルベです」とか。
へえええええ!っていちいち感心。食べ物について、ものすごく熱心に取り組んでいるひとは、こんなおもしろいことを毎日考えているのか〜と思うと感動します。何にも聞かずに食べるのと、きちんと聞いてから食べるのでは、おもしろさも美味しさも全然違うもんだと思います。
そうして楽しんでいたら、父がさりげなく、しかし確実におならをしました。ウェイターさんは父の真後ろにいたので、それなりにダメージを受けたに違いありません。気の毒なことをしました。