金曜日に、「崖の上のポニョ」がテレビでやってましたね。そのまえの特番で「こうしてポニョはできた」みたいな番組がありました。
そのなかで宮崎駿監督が一番力を注いだと言っていたシーンが「魚の大波のなかでポニョが走りまくってるシーン」ということでした。そんなことはなんにも知らずに公開当初ポニョを映画館に観に行ったのですが、私はその波のシーンでひたすら号泣しました。もうわかがわからないけどガーンとなって涙がどんどん出てくる。その特番を観て「やっぱりあのシーンはただものじゃなかったんだ」と思い、特番観てまた泣くという、始末に終えない人間になってしまいました。
近頃不安です。よく泣くので、それが不安でたまりません。絶対泣くような場面でもないのに泣くので、自分が心配です。最近悩みになりつつあります。泣かない方法を教えてください、誰か。
そんなことが言いたいのではなかったです。私がジブリが好きなのは、ただひたすら宮崎駿さんという人が好きなのだ、ということです。宮崎さんのまなざしが、心にぴたっと吸い付いてきます。画面の隅々まで、このおじさんの生き物に対するまなざしが降り注いでいる。それを浴びるために観ます。
私は、ジブリが好きではない、という人とだけは、多分結婚できないと思います。
7月17日に最新作が公開ですね。またどこかからか歌姫を連れて来ましたね。楽しみです。