私が映画を好きになったのは姉と父の影響ですが、
姉の部屋の壁にずーっとこの映画のチラシが貼られていたので、どれどんなやつだ、と思って観てみました。
姉は家族もの、スクールもの、ドタバタシニカルコメディものが好きらしい事はうすうす感じていましたが、やはり姉の好きそうな映画でした。
ちなみに父は「ダイハード」とかの死なないヒーローが頑張りすぎるやつが好きです。
第二次世界大戦時の民族迫害が背景になっている映画ですが、それを大っぴらに叫ぶものではありませんでした。
特に主人公のスージーは、めっちゃくちゃに被害にあっているにも関わらず、寡黙です。
ただじっと耐えています。ジプシーの人々も怒りを露にするよりは、歌っています。
それがかえって深い悲しみを伝えます。21世紀は戦争の無い世紀にならないかなあ。
イラストレーター 瀬島志保子 のブログです。
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