三重生活ももうすぐひと月です。7月の3連休には夫が東京から会いに来てくれました。久しぶりのお父さん(我が家では「とうと」と呼んでいます)に息子はとても嬉しそうで、そしてなぜか緊張していました。
さて貴重なとうととの休日、何をして過ごそうとなり、鳥羽水族館は?とか鈴鹿サーキットとか、アンパンマンミュージアムとか色々案が出ましたが、去年オープンしたばかりの三重県総合博物館「MieMu」に行こうとなりました。それまで津市にある駅にほど近い三重県立博物館は本当にひどかった(笑)。確か入場料40円だった気が。私が最初で最後にその旧博物館に行ったのは、確か小学生の遠足の時。それも片道10キロくらいある徒歩での遠足だった気がします。私が小学生だった時点でも「これはやばい」と心底思うくらい、ボロボロで、「戦後間もない?」みたいな時代遅れ過ぎる施設だったのを覚えています。友達みんなが唯一声をあげたのが、オオサンショウウオのさんちゃんの水槽だったような。なんというか、三重の力の無さのようなものを痛感する施設だったんです。
それがついに、去年だったか一昨年だったか忘れたけど、駅から少し離れた場所に新しく大きくてたいそう立派な博物館ができたのでありました。やるじゃん、三重。ところで財政は大丈夫なんか?そんなお金どこにあったんじゃ、、、。とちょっと心配に。伊勢志摩サミットも心配だったけど。三重がんばっとるけど、だ、大丈夫かー!?
そう、そんでこの夏の目玉展示が、夏と言えば恐竜的な「三重の3億年変動に生きた巨大生物展」でした。入場料800円。おーおー、前回の40円からものすごい値上げやん(笑)。みえゾウ(そんなゾウ初めて聞いたし)とか恐竜ディプロドクスの骨格標本とかその他化石とか鉱物とかの展示でした。鉱物にいたっては、息子はもちろんまだ「ただの石」としか思わないので、ひたすら派手な恐竜の骨格標本だけを眺めては雄叫びをあげて、館内を走り回ってました。私がなんとなしに思ったのは「三重にこだわりすぎてなんか今後の展示大変そう」ということでした。ネタが尽きんじゃないかと思って勝手に心配しました。これからもどこまで三重に関連する事柄でお客さんを呼び続けることができるんでしょう。もう、がんばれとしか言いようがないです。
夫曰く「三重相当がんばったじゃない」とのことでした。確かに建物もすごくきれいで今っぽいし、三重の図書コーナー(学習交流スペース)とかも素敵でした。旧博物館から救い出されたオオサンショウウオのさんちゃんも、新しいきれいな水槽に移されて快適そうでしたしね。ミュージアムフィールドとかいう芝生の広がったスペースには、親子連れやおしゃれママ友の集団が憩いの時間を楽しんでいたし。10年後20年後も素敵な博物館であってほしいと心から願わずにはおれません。
ところで息子は、この日以来恐竜にも興味を持ってくれたみたいで、図書館でも恐竜の本を借りてくれと言うようになりました。でも繰り返す会話は「恐竜がきたらどの車で逃げたらよいか」みたいな話を延々していて、やはり根っこには車への愛があるようでした。車以外にも、もっと色々な物に興味をもってほしいので、いろんな所に連れ出さなくては。
しかしもう、私の腹の重さが限界じゃ。38週だしなー。