大阪在住の姉が、また東京に遊びに来ました。なんでも、興味のある大学教授の最後の講義を聞きに来たのだとか。そのイベントは次の日で、この日は私と息子と一緒に一日過ごしてくれました。今まで姉が泊まりに来たのは3回で、一回目は錦糸町に行き、二回目は東京スカイツリーに行き、今日は電車に乗って船橋のIKEAに行きました。
朝9時に、夜行バスに乗ってやってきた姉が我が家のチャイムを押したときから、息子はその日寝るまでウキウキでした。大好きなおばちゃんです。こんなにも自分の事を飽きもせず可愛がって相手をしてくれるのはこのおばちゃんだけです。自分の好きなおもちゃを一通り紹介して、姉が少しでも自分の側を離れるとすぐに声を荒げて呼びに行きます。そんなおばちゃんが今日一日側にいてくれるのです。そんな息子に姉は全力で応えます。奇声を発し、おしりを振ってダンスし、大声で歌います。
IKEAでも、私は姉が息子を見てくれるのをいいことに、自分が見たい物を時間をかけて物色。掛け布団カバーを買いました。
ランチは、初めてIKEAのレストランで食べました。休日は超満員で座る場所もないのです。この日は平日だったのでゆったりと座れました。私はミートボールのサンドウィッチを、姉はミートボールとマッシュポテト、息子はお子様カレー。お腹が空いていたのか、息子はモリモリカレーを食べ、モリモリとウンコもしました。予想外のウンコの量に冷や汗が出ました。
そのあと、お隣にあるららぽーとに行きました。ベビーカーを借りて広い広い店内をぐるぐる。私は久しぶりのショッピングモールが楽しすぎて「あー楽しいあー楽しい。」をつぶやき続けます。ショッピングは姉と行くに限ります。中学生の頃からずっとそうです。方向音痴の私は、方向感覚が抜群でこわいもの無しで、体力のある姉とショッピングするのが大好きでした。「あの店に行きたい」と場所の分からない私がつぶやくと、「えーっとな」と言いながらどうにかしてでも絶対に希望の場所まで連れて行ってくれます。
私はだいたい舞い上がって、判断力を失いがちですが、姉は昔からおじさんのように冷静であまり舞い上がったりしないので、私が「これどうかな?買おうかな。」とか騒いでいても姉が隣で低い声で「いらんやろ。それは。」と言って軌道修正もしてくれます。
しかし、甘味に関しては姉は乙女です。必ずいつも甘いもの休憩をします。ソフトクリームとか、パフェとか。この日はパンケーキでした。「大きいから半分こしよ」とか言っても、だいたいいつも足りなくなりますが、姉妹ですから半分こも遠慮がなく食べれます。本当に気楽で楽しいのです。夕飯は私の望み通り、スパゲッティです。私の望みは姉といると、だいたい叶えられるのです。楽しすぎて楽しすぎて、一日中歩いていたのに全然疲れませんでした。息子も、念願の電車に乗って、たくさんの車も見れて満足そうでした。
そうして姉は我が家に一泊して、今日の朝お別れしました。賑やかな姉が居なくなると、寂しくて寂しくてたまりませんでした。息子も、つまらなそうに、私のあとをめそめそしながらついてまわっていました。今度は5月におばちゃんに会いに行こう。