一宮ももう来る事はないだろうから、最後になんか行っておきたい場所や食べたい物はあるかと夫に聞かれ、駅前の、その名も「カレー・ナンハウス」というまっすぐな名前のネパールカレーの店をリクエスト。
ドリンク、サラダ、スープもついて700円でこのボリューム、しかもナンはおかわり自由。ナンがもっちもちでうますぎる。そして、素朴ですぐにテンパるネパール人の若い二人で切り盛り。この日は次から次へとお客さんが来て、接客担当のネパール青年は完全にキャパシティーを超えたとお客全員が判断。高校生から、ファミリーからみんな空気を読んで、ネパール青年を焦らせないように配慮する。日本人って良い人たちだよ、ほんと。
夫は夫で、腹のキャパシティーを超えたようで、最後は苦行のようにナンを詰め込む。これでもう思い残す事はないよ。さよなら、一宮。私が最後に選んだのは、ネパール人のカレーだった、、、。
次の日はひな祭りでした。おひな様はないけど、ちらし寿司は作る。クリスマスも、ツリーはないけどケンタッキーとケーキは食べる。節分も、豆はまかないけど、恵方巻きは食べる。要は、私にとっては食べ物が重要。熱い唐揚げを、冷たい寿司の横に置くなと夫に言われるが、強行。いいじゃんよ、ワンプレートっておしゃれなんでしょ?カフェとかワンプレート流行ってるじゃんよ。
今年はおばあちゃんはおひな様を出したのかしら?4月は父の誕生日があるから、またケーキが食べられるし、5月はちまきに柏餅だな。
9ヶ月も後半に入り、お腹の赤ちゃんが急激に大きくなって来た。赤ちゃんが成長する瞬間がわかるようになってきた。お腹がメリメリと広がって行くのだ。すごい力でお腹を突き破ってくるんじゃないかと思って、たまに冷や汗がでる。私はエイリアン3のリプリーになったような気がする。