1月15日から1月27日まで、青山のギャラリーDAZZLEさんで48人のイラストレーターによる「いろはカルタ展」というのが開催されています。私も出させていただいています。でもお腹がだいぶ大きくなってきていたので、一人で新幹線では行けないかもしれないなーと半ばあきらめかけていたそのとき、夫が「仕事を一日休みもらって、オレも一緒に車で行く、、、。」と静かに決定。
ばんざーい!と金曜日の夜、夫の仕事が終わり次第車で東京へ。握り飯と卵焼き、チョコレートにみかんにせんべい、携帯簡易トイレなどを積み込んでひたすら夜の高速をぶっとばす夫。私は隣でにぎりめしを渡したり、ジュースのふたを開けたり、くだらない話をタラタラと垂れ流す。私の話に夫が相づちを打たなくなってくると、それは「疲労がピークだぜ、静かにしててくれ」という合図なので、じっとだまっていたりする。
予約していた新宿のビジネスホテルに着いたのは夜の12時、夫はもうフラフラだった。苦労かけるね、、、おまえさん。私のいびきに睡眠を邪魔されぬために、耳栓を突っ込んで夫は泥のように眠ってしまった。
何も私の為だけに東京さ来た訳じゃねえべさ。夫は夫で静かに目的を定めていたのであった。それは、「東京にしかない、足を計測して作るオーダーランニングシューズ」を作る為であった。そんで、それをまだ決めかねていた自分への誕生日プレゼントにするというのだ。ぬかりのない夫であった。そんなことで、朝10時頃に新宿のホテルを後にして、渋谷の「B&D渋谷ランニングラボ」へ。
ところが、いざ行ってみると担当者が休みだという。えええええ〜!!私ら愛知から来てるんよ?!しかもちゃんと事前に19日に行きますって電話で伝えていたのにです。もうショックで夫も表情には出さなかったけど、相当怒っていたと思います。
事態を重く見た別の店員が、「私が計ります」といって、一応計測。
計測中の図。シールを貼って、特殊な機械に足を入れる。私にはなじみ深い夫の幅広甲高な足が白昼にさらされています。ちゃんと爪は切っているかしら?と心配になる。
ところが計り終えた後、ちゃんと担当の人が計らないと、やはり商品は渡せないという話になった。まあ、そりゃそうだろうよね。そして、担当者の人が急遽来てくれることになった。でも夕方になるらしい。それでもいい、とにかく夫の足を計ってやってくれ!睡魔と闘いながらここまで来たのだ。北島康介さんじゃないけど、「夫を手ぶらで帰らせる訳にはいかない」状態だよ。
で、夕方になるまで、夫は銀座のアシックスでも計測してシューズを作るというので、私を青山に下ろして銀座に走り去って行った。おーい!私の展示は見ないのかーい!