5月に収穫した梅の実がジュースになりました。作り方は簡単です。
2キロの梅の実を24時間冷凍、広口瓶に凍らせた梅と白砂糖を一対一の割合で交互に漬ける。10日待つ。果肉と皮などを取り除いた後、発酵を抑える為に果汁を約80度で15分加熱。冷蔵庫で保管する。この原液を水で7〜8倍に薄めて飲む。凍っていた梅の実が解けて行く時に、自然と果汁がしみ出してできるのです。
簡単って言いましたが、なんだ文章で書くと漢字が多くてややこしそうに見えますね。発酵という漢字が出ただけでもう目をそむけたくなりますね。しかも祖母と母でいつも作っていて私は飲むだけです。制作者の実感のこもらない思いやりのないレシピですがこのとおりにするとうまくいくそうです。ただしこれは梅の実が庭になる環境でないと絶対やろうとは思わないな。買っちゃうだろうな。実際母が隣で作っていて、瓶を煮沸消毒とかしているのを見ると「うわ〜めんどくさそ〜」と思いました。「手伝って」っていわれませんように、とか願ったりしました。
たまに自分で育てたハーブとかで化粧水やら軟膏やら作ってる人を見るけど、中世のヨーロッパだったら間違いなく魔女狩りで殺されてしまうんだろうなと思います。平和な世の中で今は良かったですね。この梅ジュースのレシピも94年の新聞から切り抜いたものを祖母と母で使い回していて、ボロボロの紙切れを見ながらぶつぶつ言っている二人がなんだか魔女にみえました。
ちなみにこの写真の左手にある、朝起きて4度目の尿の色のようなものが梅ジュースの原液です。手前のしなびた梅は、果汁を搾り取られてまだなお今度は梅干しにされようとしている疲れきった梅です。今度は塩をふられています。尿の色とはいいましたが、素晴らしくおいしいですよ。疲れが吹き飛ぶ爽やかさです。ロハスな環境が整っている方は是非お試しください。