板橋区立美術館にいってきました。イタリア・ボローニャ国際絵本原画展というのがなぜかこの小さい美術館で毎年やっているのです。トイレとか、和式しか無いところが年季はいっていました。和式が苦手な私は、久しぶりにあの辛気くさい経験をしました。
方向音痴のくせに一人で行ったので、成増駅から20分ほどの道のりを、地域住民に聞きまくりながら辿り着きました。かわいい親子が教えてくれた「林の中の木の階段の近道」を抜けていく、というファンタジックな体験ができたのでなんか得をしました。東京の人々の優しさに驚きながらの散歩でした。
展示自体は、人それぞれ、という感想です。特別展示のロベルト・インノチェンティの原画はとにかくすごかったです。端から端まで手を抜く事無く、細部に渡って魂が宿っていました。主人公の女の子の顔が常に具合が悪そうでした。
帰りは、あまりにしんどかったので駅直通バスに手を染めました。老人率99パーセントでした。少し老いた気がしました。